文学座のアトリエで五戸真理枝演出の「アラビアンナイト」を観た。

 

******* 演劇サイト より*******

高瀬久男演出により2002年の初演、2006年の再演共に各方面で絶賛された『アラビアンナイト』を、新演出でお届けいたします。文学座ファミリーシアターを、あらためて伝統として継いでいくための第一歩として、座員の熱いラブコールによりこの作品が選ばれました。演出は座内ミニコンペの結果、23年に読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞したばかりの五戸真理枝が担当します。さて、個性豊かな出演者たちは、アトリエの親密な空間に、お馴染みの物語をどのように語り継ぐのでしょうか。ご注目ください。

 

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千夜一夜物語として知られ、ペルシャの王が妻から毎夜お話しを聞くという形式のイスラムの説話集を英国人ドミニク・クックが1998年に上演しその後賞を受賞、今回は後に上演された際の改訂版を使用している。

 

ファミリーシアター向けの作品ということで、ファミリーシアター用の上演時間(子供向けに休憩が2回入る)の回もあるが、筆者は休憩1回のバージョンを観劇。

 

ファミリーシアター向けということはその演出、例えばペットボトルを使用した人形をキャラクターを表すものとして使用したり、シンプルなセット(机を重ねたり、配置を変えてそれぞれのシーンを作っている)で物語を綴ったり、からもその意図が伝わってきた。小難しいものにせず、わかりやすく、そして楽しめるものになっているところがとても良い。

 

まったく飽きずに3時間越えのお話しに夢中になれたのは五戸の演出によるところが大きいのだと感じた。

 

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