スズキ拓郎率いるCHAiroiPLINのおどる落語シリーズ第二弾「らくだ」を三鷹市芸術文化センターで観た。

 

おどるシェイクスピア、おどる小説、おどる戯曲、おどるマンガ、、、となんでもオリジナルのダンス作品にしてしまうCHAiroiPLIN。

 

今回のおどる落語「らくだ」も基本的にらくごの噺にそっているのだが、そこにCHAiroiPLIN風のお茶目なジョークと心ほっこりのハッピー色がプラスされている ーーーだから大好き!!

このテイストがやっぱりコンドルズにも欠かせないんだろうな。と言うか、コンドルズからの影響なのかな。

 

不覚にも2分ぐらい遅れて劇場に到着してしまったら、係のお姉さんがいつもとは違う経路で客席に案内してくれた。あれ??と思って席について気がついたのだが、いつも自分達が座っている客席エリアを舞台スペースに、幕*を挟んで舞台上に客席が設置されていて舞台エリアを見下ろす感じでの観劇スタイル。

客席後方上部の調光室、技術室などもコマ割り的に使用して、いつもながらの超自由な発想が楽しい。

 

客席から見るとこんな感じ(アンコールで撮影OKの写真)

 

それぞれ動物園の動物 —中央の二人(オクイシュージとよし乃)がらくだ— に扮したダンサー、役者さんたちのソロパートが見どころ。

 

人(猫)が良いためにらくだの葬式のあれやこれやを取り仕切ることになったネコの久六のエリザベス・マリー奮闘ぶりが可愛く、あまりの可愛らしさに客席からは温かい笑いも起こっていた。

 

何と言っても問題児のらくだを演じたオクイシュージのそのダミ声(と言うかやさぐれ声)とラリっているダンス(「かんかんのう」)が秀逸!

よくぞ彼を配役してくれた!という感じ。