観劇三昧2日目は神奈川芸術劇場(KAAT)で「ビリー・エリオット(邦題:リトル・ダンサー)」の脚本家として有名な英国の劇作家リー・ホールの珠玉の名作「スプーンフェイス・スタインバーグ」を観た。演出は小山ゆうな。

 

一人(モノローグ)芝居なのだが、今回は日替わりで片桐はいりと安藤玉恵が交互に演じるWキャストの企画となっている。

 

この日のマチネは安藤玉恵の回だった。

 

******* 演劇サイト より ******

7歳の少女スプーンフェイスの死を通じて
命の輝き、生きる意味を問う珠玉の一人芝居
-----------
顔がスプーンみたいに丸いため“スプーンフェイス”と名付けられた自閉症の少女は、7歳にして癌に侵される。死を間近に、両親やお手伝いのおばさん、病院の先生、大好きなオペラに思いをめぐらせながら、生きることや死ぬこと、そしてこの世界の意味をも問い語り続ける…

************

 

ちょっと変わった自閉症の女の子、全てに前向きな7歳の女の子スプーンフェイスが生涯を通して見たこの世界を、彼女のお気に入りのフレンズ(ぬいぐるみたち)と一緒に彼女の視線で語る80分。

 

何と言っても、ホールの戯曲の細やかさ、そして優しさが沁みる。

言葉になっていないところまでを想像させる、それも7歳の女の子の語りから世界のからくり、人の一生、人が生きることにまで思いをめぐらせてくれる戯曲が素晴らしい。

 

でもって、目の前でぬいぐるみを手に、真っ直ぐな瞳で一生懸命に語ってくれる安藤さんのスプーンフェイスが愛らしい。

7歳のスプーンフェイスにしか見えないんですけど〜〜〜。

 

Thank you !!

【HIS】旅行プログラム