新年を迎えた余韻に浸る間もなく、能登半島地震が発生、続いて2日には羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突し、炎上するという大惨事が起きてしまいました。

そんな中、JAL機の乗員乗客が全員脱出出来たことは朗報でしたね。

 

能登半島の地震も過去数度起来ていましたが、今回はマグニチュード7.6、震度7という大地震になってしまいました。

2011.3.11の東日本大震災では故郷の兄弟、親戚、友人知人等々が、かつてない困難に見舞われた当方としましては、悪夢の再来です。

兎に角、一日も早く平穏な日々が訪れることを願うのみです。

 

当方でも昨年の暮れに心の痛むことがあって、今年のお正月はハレの食事も用意することもなかったです。

それでも質素な年越しそばとお雑煮だけは頂きました。

 

年越しそば

控えめに白えびをこめ油でサラッと揚げて、普段の器に盛りつけて頂きました。

この器は何にでも使い勝手が良くてよくブログに登場する器です。

 

お雑煮

お出汁に三つ葉とゆずを添えただけのいたってシンプルなお雑煮。

これはこれで美味しかったです。

あとはあまり手の掛かる料理もしないで、初詣も控えてのんびり過ごしていました。

 

三が日も過ぎ世の中は平常を取り戻しましたので、5日予てから行ってみようと思っていた北本市にある古民家風の蕎麦屋さん・蕎麦 阿き津へ食事に出掛けました。

 

 

 

 

 

 

あぁーやはりトンボの彫り物が掲げられていますね。

 

 

 

 

  

室内

座席だけです。

先客が3組いらっしゃいました。

 

 

 

 

この日のメニュー

 

かけとつけかも、天ぷらを注文。

 

 

 

 

 

かけ

 

 

 

 

  

天ぷら

 

 

 

 

つけかも

鴨肉沢山入っていたそうですよ。見た目少なそうに見えますが。笑

 

蕎麦は二 八です

天ぷらも表面カリッと揚がり、どちらも大変美味しく頂きました。

 

 

鉛筆 

 

 

こちらの店主が蕎麦に魅了され、全く他の職種からお蕎麦屋さんになったそうです。

昼時が一段落しましたので、奥様がいろいろ話して下さいました。

 

この建物は、当時仕事に成功され財を成した方が、後年ご自分の療養のために、色んな条件に適ったこの広い土地を求め、建てたものだそうです。

水よし、空気よし、眺めよし、そして静かな環境。療養にはおあつらえ向きの場所ですね。

 

店名の「阿き津」はやはり蜻蛉から採ったもので、この辺は当時トンボの里として整備しようと市でも力を入れていたのだそうです(表現が適切かどうか分かりません)。

店名を考えた時、トンボに、でもちょっと・・・と思いトンボの古い呼び名から阿き津に決めたのだそうです。

素敵な店名になりましたね。

 

 

 

 

 

部屋から望む庭

 

建築当時、庭師を呼んで珍しい木を取り寄せ作庭したという素晴らしい庭も、今ではこのお蕎麦屋さんのウリにもなっています。

食事を終えてから、店主がお庭をぜひ見て行ってくださいとおっしゃるのでお邪魔しました。

 

 

 

 

 

中心の松の脇に空気が澄んでいたら富士山が見えるのだそうです。

今日はもう残念ながら見えません。

 

 

 

 

今は落ち葉が大変で、お掃除が間に合わないそうです。

 

 

 

 

冬桜が数輪咲いていました。

 

庭の形を作庭時のままに維持するのは並大抵ではありませんね。

そんな苦労も話して居られました。

 

阿き津撮影 2024.1.5(金)

 

新年初めての投稿となりました。

今年も昨年同様お立ち寄り頂けましたら嬉しい限りです。

よろしくお願いいたします。