浜川崎から

浜川崎から

浜川崎から日常の小さな景色を書いてゆきます

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十一月二十一日 えんぴつ

どうしたらいいのだろう

我慢をしている

好きでもないことを無理やり好きと思い込もうとしている

それでも仕事二ゆき日常をつづける

どうしたらいいのだろう

走って行きたい

なんのために生きるのだろう

何かひとつ成し遂げるものが欲しいい

 

十二月二十六日 えんぴつ

私の鬱はどうしたら治るのだろう

乗り越えられない壁

辛抱強く迂回して歩くしかないのか

山にゆきたい

 

十二月二十九日 えんぴつ

出川荘のあったここはいま駐車場です

その後ろには送電線が地下に埋められ通っています

草が茫々生えています

殺いてここは今野生のもうたちの領域です

ときどき猫が出てきます

元気な姿でいることもあるのですが

命を終えるために境界線まで出てくるものも多いのです

ここは人間と野生のものが交わる場

中間地帯なのです

今日の昼過ぎ駐車場で若い女の子がしゃがみこんでいました

ピンクのふわっとしたワンピースを着てこの辺りには不似合いな雰囲気です

スマートフォンでなにかを撮影しているようです

アスファルトの上をみたらチョークで「ぶちよ」と書いてありました

ぶちってなんだろう

この辺りにいるあのぶち

お母さん猫のことだろうか

女の子はチョークで文字を肉厚にしています

そしてまた撮影

お母さん猫のぶちは先日子供もなくしました

三毛の毛並みが美しい利発そうな子でしたが

雨の日にフェンスの下で冷たくなっていました

眼はひらいたまま

すこし空いた口から白い歯がのぞいていました

それから何度かぶちをみました

ぽつんといつも一匹で座っていました

なにもできない・・・

そして今日 チョークで書かれた{ぶちよ」

なにかあったというのでしょうか

もう春がくるというのに

なにもわからない もどかしい

それでも彼らはどこかで生き延びることができるのでしょうか