WM(ワードマスター)というのは、
CP/Mで動くスクリーンテキストエディターです。
若い人には、CP.M スクリーンテキストエディターというのは、
分からないと思います。
CP/Mは、8ビット用の(F)OSです。
テキストエディターとは、文章を作成、編集するソフトです。
そこにスクリーンと付くのは、画面で編集できるソフトです。
今で言う、「メモ帳」みたいなソフトです。
コンピュータソフトを作り始めた頃、「アメリカでは、UNIX上でviがあるようで、
効率よくソフトを作っている」という話を聞いて、
仕事で使っているCP/Mでも、スクリーンエディタを使いたいと思っていた頃に登場したのが、
WM(ワードマスター)だったのです。
この時代(1980年頃)、ソフトは、紙(コーディングシート)で作っていました。
紙に書いて、ラインエディターで、コンピュータに入力していました。
ラインエディターの修正の使いにくさは、耐え難いものでした。
それが、WM(ワードマスター)で、修正が画面上で確認しながら出来るのは、
天国のようでした。
懐かしくなって、WM(ワードマスター)を使ってみたくなったのです。
では、どうやって動かすかは、次回。