昨日の温泉で読んでいた本がこれです。



学生時代の専攻は歴史学だったのですが、自称文学青年だった私は哲学にも興味を持って、色んな本を読んでました。けど随分と遠のいてしまい、すっかり忘れたので再び勉強しようと、まずは哲学史を読んで概要から勉強しようかと思っています。


ソクラテスの有名な「無知の知」ですが、最近は解釈が進んでいるようです。従来は「私は知らないという事を知っている」という事でしたが、この本では「不知の自覚」と書いてました。


    

「知る」と「思う」の違い。
「知る」という事は本人が明確な根拠を持っている事。なので「知る」ためには客観的な確認作業が必要。
「思う」は本人が思っているだけで、客観的ではない。つまり「知らない事を自覚している」状態の事。
それが「不知の自覚」。


哲学って難しい上に、説教くさいですよね。

最近では「無知の知」ではなく「不知の自覚」ってなっている教科書もあるそうです。なんか余計に難しくなっているような気がしました。


個人的には哲学のこういう小難しいところが好みです。

この本は全部で3巻あって、ニーチェやハイデッガーなどの近代の哲学がどう書かれているかが楽しみです。


今日は一般的でない話でした🙇