今日は金曜日ですが会議の予定無いし、やっとの休薬に入ったので休みを頂いて上野の東京都美術館に「デ・キリコ展」を観に行きました。


人気の美術展は土日混んでゆっくり観れないのですが、平日しかも朝早めはそれほど混んでいないので、ゆっくり鑑賞する事ができました。


ジョルジョ・デ・キリコはギリシャ生まれのイタリア人の画家で「形而上絵画」で有名です。のっぺりしたマネキン顔と遠近法を無視した配置の絵画で、現代絵画の黎明期から20世紀後半まで活躍した、20世紀を代表する画家の一人です。(と私は思っています)


残念ながら館内は撮影禁止だったのでお見せできないのですが、思っていたよりも大規模でかなり見応えがありました。そして東京都美術館の館内もとても落ち着いた雰囲気でゆっくりと鑑賞できました。


私はキリコは形而上絵画の絵しか知らなかったのですが、ルネサンスやバロックへの古典回帰の絵画もあり、新発見でした。そして晩年のキリコ集大成の画法での絵画はもはや感動的でした。


展示会の最後に飾られていた絵画です。館内撮影禁止なので、この写真は購入したポストカードです😅

いびつな遠近法、マネキン顔、無造作に配置されているオブジェ、古典画法を彷彿させる筋肉の描写、そしてキリコにしては珍しい清々しい青空。最後にキリコの人生を感じた気がしました。


絵画鑑賞はマインドが綺麗になるからいいですね。また、いい展示会があれば行ってみたいです。