手術後初めて映画を観に行きました。アカデミー賞作品オッペンハイマーは3時間の大作。TSー1の副作用で寝てしまうかもと思ってましたが、目まぐるしく話が展開していくので3時間があっという間でした。




クリフトファー・ノーラン監督作品は欠かさず観てます。前作のダンケルク同様IMAXでみる価値のある映画でした。特に音響の使い方は凄い!


オッペンハイマーは原爆の父と呼ばれている人で、もちろん原爆がテーマの一つになっています。けど色んな解釈のできる映画と思いました。私は屈折した人格の天才科学者の苦悩と悲劇と感じました。


私の父は長崎の被爆者です。40代で膀胱癌、60代で胃癌、70代で食道癌と3回手術しました。最後は腎不全を併発して亡くなりました。つまり私は被爆2世です。私の癌が遺伝なのかは分かりません。(私の兄は今のところ癌を発症していません)


この映画では広島と長崎のシーンは無いのですが、被爆関連者としては、幾つかいい気持ちではないシーンもありました。けど、それは恐らく米国の事実であり、事実として認識すべき事と思いました。

などなど、いっぱい考えさせられる映画でした。