今回も私の愚痴なので、癌関連とは直接関係しません。すいません。


日本でもニュースになってましたが、2022年4月から5月の2ヶ月間は上海市全体がロックダウンされました。上海に駐在していた私もロックダウン下に置かれました。


日本の緊急事態宣言と違って、中国の場合ロックダウン中はマンションの自室から出れません。ゴミも捨てれません。唯一部屋から出れるのが2〜3日に1回のPCR検査の時だけです。その時にだけゴミを捨てれるし、太陽の日差しを浴びることができます。




食べ物は事前買い込みも無くなった頃に、配給が始まりました。当然中国のものばかりです。見たこともない野菜があったりします。一番驚いたのが冷凍鶏の丸ごと一羽❗️

これは中国語で茭白といいます。日本語はマコモダケ。筍のような食感と味で青椒肉絲で使いました。


これは衝撃でした😳 初めて丸鷄を捌きました。


しかし配給だけだと足らないので、団体購入というのが始まりました。これはマンションで欲しい食材をまとめて購入するというものです。ロックダウン中なので、宅配は止まっているし、個人の買い物も出来ないので団体購入が生命線となります。購入はグループチャットの先着順なので、結果的に早いもの勝ちとなります。WEB会議中に欲しかった食材(牛乳とかマヨネーズは大人気でした)が売り切れます。

レトルトカレーも有り難かったです!


ロックダウン開始後1ヶ月くらいで、団体購入も落ち着いてきて欲しい食材も手に入るようになり、さらにはビールや焼酎も入手できるようになりました。マンションで2週間感染者が出なければマンションの敷地内までなら出ても良いというルールが出来て、マンション敷地内を散歩する事が出来るようになりました。


個人的には未体験のサバイバル感は苦痛ではありませんでしたが、いつまでロックダウンが続くのか全く分からなかったのが、非常に不安でした。

加えていつもの日本本社からの「どうなってるんだ?」攻撃と「ロックダウンは上海だけなのに何でこんなに売上悪いのか?」という、現地社員からしたら非常識なプレッシャーで激しくストレスは溜まって行きました。

「あんたらの応対している間に牛乳無くなったじゃ無いか!」って言いたい場面が何度もありました。


そんなロックダウンも封鎖開始から61日目の5月31日に突然6月1日に全面解除の通知が。「ホンマか?」と疑っていたら、本当に翌日外出する事が出来ました。

自宅近くの公園にはいつもの光景が。


ショッピングモールでは「久しぶり」とのメッセージが。



結果的にはロックダウン期間は2ヶ月でしたが、その間サバイバルはいいとして、現地会社の責任者として現地社員の健康管理や生活状況の確認。自社製品の出荷調整、得意先状況管理。無知な本社との折衝などで神経をすり減らしました。ちなみに日本本社人事からは生存確認や状況確認は一切ありませんでした。これも信じられない。


今回も愚痴でした。すいません🙇