イフタハヤーシムシム!Noaraです。
先日、ダンス医学セミナーの第一回目を受講致しました
医療従事関係者向け、ダンサーを診れるようになりたい方対象のものでしたが、
私でもとても興味深く聞くことができました
国際医療福祉大学医学部整形外科学 国際医療福祉大学成田病院 竹島 憲一郎先生による講義の中で、
特に私が関心を持ったのは、
多くのプロダンサーが障害や外傷を抱えながらも踊り続けており、
医療機関を受診しないという事
ナゼ
「医師は自分をダンサーとして理解していないと思う60%」
私は3歳からクラッシックバレエを始めました。
ベリーダンスに転身し、プロダンサーとして活動するようになってから、約14年。
その間に、何度も医療機関や、鍼灸、整体などにお世話になりました。
しかし
「踊っている動画を見せてください」
とおっしゃって下さった方は、
たったお1人だけ
です
リハビリの先生でした(女性)。
この時は本当に嬉しかったですね。私をダンサーとして認めてくれ、寄り添ってくださっている、と
信頼することができました。
医療機関を受診しない理由は他にも色々ありました。
ダンサーあるあるです
辛すぎて、書くことを憚られますが・・・
・・・ドクターストップがかかって、一度降板したら、次はないんですよ
だから、怪我を伏せて無理してステージに立つんです・・・。
私の知っている話では、とあるミュージカルダンサーさん、やっと手に入れた役を失いたくなくて、
骨折しているのに千秋楽までステージに立ったそうです・・・。
今思い出したけど、
女優の杉本彩さんも、肋骨を骨折しているのに、
TV番組企画の社交ダンスの大会に出てらっしゃいましたよね
その先の事なんて、考えないんです。
今、手に入れたこのチャンスに命がけ、それが全て。
この生き方は、なかなか理解されないですよね・・。
どこからその衝動が湧くのか。
でも、そういうものなのです。
理学療法士、はり師、きゅう師、公認心理師 博士(医学) 大竹祐子先生による講義で、
私が思わず声をあげてしまったのは・・・
日本のプロダンサー(バレエ)の環境はちょっと特殊であり・・・
Q「ナゼ踊るのですか?」
A「お金を稼ぐためというよりは、才能や能力を発揮するため」
つまり、「踊ること」を「職業」として捉えていない・・・。
確かに、バレエのステージ数は少ないので、それだけで生活することは難しいです。
でも、多分そうゆー事ではなく・・
そのステージに全身全霊で臨み、命を懸け、魂を捧げてしまうので、
それを「仕事・職業」とは思えないのかもしれません。
私が今いるベリーダンス業界は、バレエに比べたらステージ数は多いです。
それでも、踊らせて頂けるだけでありがたい、みたいな空気感があります。
強気にギャラ交渉するダンサーもいます。
安請け合いするくらいなら、踊れなくてけっこうです、というスタンスです。
しっかりとビジネスとして割り切っている方々です。
私は彼女達に出会って、かなり考え方が変わりました。
それまではやはり、とても曖昧なスタンスでしたから・・・。
そんなわけで、今回の受講で、私は改めて色々な事を考えさせられました。
日本のダンス界が益々発展し、良い環境となるように、願ってやみません。
オコガマシイけど、ダンス医学とダンサーの架け橋みたくなれたら、と思いました
次回は2月2日(金)
テーマは「ダンサーの身体的特徴と怪我」
お申し込みはこちらをクリック→「ダンス医学セミナー#2」
通常を逸脱した関節可動域・・・でも、それが「美しい」とされる動きであること
ありがとうございます∞
Noara Open Sesame