東海道53次にちなんだものと郷土銘菓の2品を。
よく体をうごかせばとてもお腹が減るという単純な身体のしくみを思い知らされる今回の旅。
店をでて少し歩いて今度は現代に再現された茶屋を発見。
正午近い時間、午前の立場の件もあって、またふらふら建物の中へ。今回はちようど営業時間中のタイミング(立場でみた現代版茶屋は営業時間前だった)。
そこで、ここオリジナル料理とある品を。
甘い物ばかり食べていてほどよい塩加減がまた美味しく。お茶とともに。正しく茶屋の喜びを味わう。
歌川広重により書かれた石部宿の一場面を参考にして作られたという店、その店内。その場面にも登場する石部名物『菜飯田楽』をここで食べることがそうで、しかし予約が必要で今回は見送り。
すでに述べたとおり茶屋にはつきものだった『飯盛女』はもちろん店内にはいなくて、調理場で働くおばちゃんとお店や石部についての話をまた少し。
今回たべそこねだ菜飯田楽
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/菜飯田楽
画像はwikiより。豊橋市のもの。
普段は殆ど食べない昼食を食べ前日と同じくほどよい満腹感ともに過ごすひととき。
人気のないのんびりした街並み、古い造りを残した建物のならびに景観の良さを感じて。
一方でとても今風の街並みも存在する。交差点付近。
今はおそらく、ごく普通の人達が生活を営む場所として。『宿場町』ではなく。
その中に紛れたような老舗の地酒店。
これら、和菓子店もそうで、人の食べる(飲む)喜びの、変わらない部分のあらわれのように思える。
町内にある案内板にほどよく目を通して、食事からはじまり町の散策と、旅の楽しみを堪能する。
堅物の『石部金吉』らしい?石部宿での過ごし方。
そういえば、はじめに書いた地味な町であるという個人的な印象は、しかし当時、町の京都との位置関係から重要な地であったそう。
『京発ち石部泊まり』という表現はそんな石部の特徴をあらわしたもの。
京都を発った旅人はここが一泊目の宿場町となっていて、遊女のいない石部金吉で多くの旅人が一夜を過ごしていたのかも。