1月17日 水
天気は雨。先週のはじまり頃に似たまとまった雨が朝から。気温はずいぶん高くなり、それから、街全体を覆う霧。雪の気配はない。普段なら望む景色も白霧の中に、おかげでいつもとは違った所にいるよう。そういえば、昨日もまた、少し霞んだ景色になりつつはあったが。先週の底冷えからの、気温上昇と関係してのことだろうか。霧は夜になって晴れるどころか尚も続く。いや、所によっては、さらに濃くなる場所も。
帰宅後、久々のブラックバスの釣果を得てから、家の外から聞こえる薄気味悪い笑い声とともに、ブログの更新をはじめる。何がおこれば、そんな笑い声がでるのだろうと、不思議な気分になりながら、ブログの更新が終わる頃には静かになっていることを期待して。
実は、今日を含め、まだ書いていない釣行が数回ある。殆どのそれは釣果がなく魚の反応すら得られない、冬の下準備となるようなものばかりだった。
それらから、また思う所がある部分を、スケッチ程度に。
冬バスを探す方法を漠然と思う。どちらかといえば悪い要素の多い冬の釣りの中に、あえて見るプラスの要素を頼りにして。
バスがルアーへバイトするまでの行動を、大きく分けてみると、下の通り。
「みつける」「追う」「咥える」
もちろん、これらの行動が常に明確に分かれていたり、順番に起こっていたりするわけではない。あくまで目安として。
基本的に、ルアーを「みつけ」てもらうことの重要性。
が、冬は、低水温により魚の活性は下がる。ひょっとすると、視力?が一時的に下がることもあるのかもしれない。
ということは、「みつけ」てもらっても、適水温の頃より遥かに狭い範囲でしか「追わない」し、仮に追える範囲であったとしても、興味や関心を示さないし、そもそも、「みつけ」る能力そのものが下がっていたりするのかもしれない。
この、バスをルアーへのバイトに導いていこうとする時において、他の季節と比べると冬は最初の段階での難易度がかなり高い。
理想をいえば、なるべくバスの目の前にルアーを持っていくということになる。活性の低いバス1匹あたりに対して、ルアーへバイトに至る有効範囲が、ほかの季節よりも遥かに狭いなら、その狭い範囲の中にいかに何度もルアーを通すことができるのか。あるいは、この有効範囲の中にいかにルアーを置いておけるか。
これがおかっぱりでは難しい。いや、自分には難しいというべきか。
その対処法を探りながら基本的にはキャスト回数を増やすかもしくは、少しでも水中にルアーを長く入れておくという、とても基本的なことから見直す必要があることに気づく。
次に、上に書いたことを念頭に入れたルアー選びという場合に、今まであまり意識をしていなかった部分がとても重要ではないかという予感が、大袈裟気味に生まれる。果たしてこの予感が正しいのかどうか、次からの釣行の楽しみが増える。
琵琶湖だけではなく海で他魚種を狙うためのルアーを集めはじめると、今まで手持ちが少なかったミノー系やメタルジグの種類がずっと増える。その他、別種のルアーも同様。いちどこのあたりで、ルアーの整理をしたい。各種の特徴を自分なりに理解して、状況別に効率よく使いわけるためにも。
新しいリールを購入してから部屋にいても時々、何の目的もなくハンドルを握り感触を確かめたりしながら、このリールの最も自然なリズムを体に覚えさせる動きを繰り返す。
「最も早く」や「最も遅く」は、さほど難易度も高くなく何度も繰り返しできるだろうが、「程よいスピード」を何度も同じ速度で繰り返すのは難しい。引き抵抗の少ないルアーを使う時など特に。機械じゃないから。
メトロノームでも聞きながらか、そうしたリズムを自由にコントロールできる例えば音楽に携わっているような人ならば別として。ただ、残念ながら自分はそうではなく、ならば再現性あるスピードを自然に体になじませるため、リールを側に置いておく。これがいつか実際の釣り場で役に立つ時がくるのかもしれない。
最近の何度かの釣行を振り返りながら、釣果なしを重ねてやっと、2018年のはじめてのバスを釣った喜びを感じる。冬らしい、体格をした50upの魚。体長に似つかわしくないほどのよく膨らんだお腹。ウェイトは相当なものだった。
久しぶりの1匹の喜びを噛み締めながら家に帰り、ブログの更新をはじめ至る今は夜も少し遅くなる。部屋は更新をはじめた頃から少し変わり、あの家の外から聞こえた奇妙な笑い声の主は何処へ行ったのか。そういえば、途中で車のドアを閉める音と、それからエンジンの音が聞こえた。さらにいつのまにか雨も止んで。静かな夜の時間を過ごす。