1日 金曜日
京都で印象的な夕暮れの光景を見る。ちょうど、31日の朝に見た、あの帯状の雲をさらに大きくしたものが京都市内の北を中心に広がって、だんだん夕日に染まっていく光景だった。とても綺麗で、ちょっと不思議な気分にすらなった。同じような時間帯に市内やその付近にいた人達は気がついていたのかどうか。
そういえば、先月から定期的に京都へ何度か通いだし、すると、不思議にその都度で記憶に残る景色と出会う、そんな流れが続いていた。
例えば、市内の上空を厚く重たげな雲が覆い、それが南北に割ける形に切り開かれたかと思うと間から当然のように晴れの日の空が覗けていたり、別の日など市内の南北で綺麗に曇りと晴れで分けられて、北には不穏気な暗い曇り空で、一方で南は快晴ほどに晴れていている日もあった。
それから、先月末から突然のように季節は進み、夏の終わりと秋のはじまりから、天候など周囲の雰囲気も変化をはじめ、それをきっかけに、今までにない光景を色々なタイミングや場所で何日か続けて見れた流れもあった。これはすでにブログにその一部を書いた。
それら2つの流れが、ちょうど今日の月初である1日に、夕方の京都で合わさったようになり、異様ですらある夕焼けを滲ませた雲が時間を追うごとに色合いを濃くしている様子を眺め、なんだか最近はすっかり風景ウォッチャーと化しているなと、自分で思う。同時に、いくつかとりとめもない感想が浮かぶ。
そんな、月末から週末に至る1日である今日。
朝の様子に学生服姿の子らが大勢で見かけるようになり、空は雲ひとつない快晴。あと、風が割合に強く吹いて、湖面は遠くからでもはっきり波立つ。それを太陽が照らし、やはり、金色にキラキラと光り、はやくも秋の朝の馴染みになりつつあるようでもあった。船の数は殆どなし。朝の湖面から人の気配はずいぶんなくなる。
日中も快晴は続き、風は強さを増す。快晴と強風。琵琶湖で日中に釣りをしているとこうした場面によく出会う。ただ、風は爽やかでひんやりとすらし、日陰にいて大人しくしてさえいれば心地よい。例え気温が30℃をこえていたとしても空気に嫌な湿気は含まれなくなる。つられて朝晩の気温もぐっと下がっているよう。
この、明らかな季節の変わり目ともいえる変化は、聞くところによれば、東の方向のずっと遠く太平洋上で、これもいつかの台風と同じように殆ど同じ場所でふらついている15号がもたらしたということらしい。確かな話ではないので本当かどうかは知らない。
夕方、予定が入っており週末ということもあり早めの帰宅。帰路の途中、快晴だった空に帯状の雲が比叡山の向こうからのびているところを見る。ちょうど昨日の朝に見たものと同じようなもの。なんだか31日の流れを巻き戻している感覚に。空は既に夕暮れの気配に少しずつ染まりはじめ、淡い所ではきつね色というか、そういった色合いをしてもいた。道はまだ相変わらずの混雑が残っているようだった。