８月１日は
わたしが人生で初めて摂食障害専門の心療内科を受診して
「うつ病」を診断された日なんです。
おかげさまで今は安定してるんだけど
間違いなく人生の底つきだった８年前の
あの苦しさはずっと忘れないでいたい。
と言う事で、過去記事の転載です。
今がシンドい方へ。
死ぬ気になればなんだってできる、って言う人、
割と本気でそれを言う人が
居るじゃないですか。
いやいや、
希死念慮があるときは
死ぬことについて考える以外
何にもできないですよね。
元気があればなんでもできる、なら
その通りだと思うけど。
命を捨てるくらいの気概があるなら
なんでもできる、なら
まだわかるんですよ、
侍魂、大和魂的な。
命を捨てて国や家族を守る、
そういう
時代、教育、文化があったよね、日本。
10代の遺書っていう本を思い出しました。
10代の時に読んだ本です。
10代の特攻隊が特攻前夜に家族に残した遺書がもうね、
見てられない。
当時の若者は根性があった、立派だった、じゃないんですよ。
大人の事情で
立派にならざるを得なかっただけだと思う。
子供で居させてあげたかった、って思うと
死ぬほど泣ける。
これ思い出したわ。
戦時中です、焼き場に立つ少年。
亡くなった兄弟の火葬の順番を待ってるところなんだって。
心臓がえぐられますね。
本の紹介がしたい訳じゃないんだけど
これも１０代のころに読んだ本なんですけど
途上国、貧困によっては
１０歳未満児が売春して家計を助けてたりもするんですって。
遊郭時代の日本もそうだよね、
時代と文化で子供の人権は軽視されるよね。
平和で恵まれた時代に生まれたら
立派な子供なんて存在しないのが自然。
安全だから
子供が子供で居られる。
立派じゃない若者、いいことじゃないですか。
今の時代でもなお
子供なのに大人にならなきゃいけない状況があるなら
虐待や機能不全家族由来なんだと思います。
大人の役割放棄で犠牲になるのは
いつだって逃げられない子供。
傷を抱えたまま大人になっても
そう簡単に生き辛さは手放せなくて
頑張っても頑張っても生きやすくならなくて
頑張りすぎた結果が
精神疾患だったりしますよね。
話しもどしますね。
希死念慮を抱えてる人に
元気な人が
死ぬ気になればなんでもできる！！
とか言う声かけは本当辞めましょう。
頑張って頑張って走り続けてきた結果
走れなくなった人に
根性で走れとか
甚だしく見当ちがいなのよ。
枯渇してるんですよ、
気力、体力、精神力、思考力、集中力。
総合的なパワー、エネルギーが
ないから
身体を起こすことも出来ない。
そりゃ元気に起きて動けるなら
そうしたいでしょ、誰だって。
やらないんじゃなくてできないんです。
それでも当の本人すら
自分は甘えてるんじゃないか、って自分を責めてたりするんですよ。
骨折したら患部を固定して安静にして
骨がくっ付いてから
リハビリして少しずつ日常生活に戻りますよね、
骨折してるのに無理矢理動かしたら
療養期間が延びるだけ、
それと同じこと。
うつ病の場合の患部は「脳みそ」です。
脳は全身の司令塔だから
脳機能の低下は全身に影響が出ます。
動けないのはそのためです。
なんでもできる？訳ないじゃん。
生きてるだけで精いっぱいなのに
元気な人目線の叱咤激励で
余計に追い詰めないで欲しいよね。
希死念慮がある時は
どうか息だけして凌いで欲しい。
何かとも誰かとも自分とも戦わなくて良いです、休んでください。
お風呂とか入れなくてもいいし
チキンラーメンそのまま齧ってもいい、
無理しないとできないことは
今はやらなくていいんだよ。
浮上できるまで休めば必ず浮上出来るから
大丈夫、を信じて
息だけしててくださいませ。
色んなもの背負って
もう充分過ぎるくらい頑張って生きてきたんだから
これからは頑張らない練習しましょ。
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おわり