摂食障害専門オンラインカウンセラーnoaです。
※HP自己紹介の下に
クライアント様からのご感想を掲載しました
↓
https://noaroom.jimdosite.com/%E6%A6%82%E8%A6%81/
ご質問ありがとうございます!
過食になってから1ヶ月半、
学校にも行けなくなってしまったとの事で
親御さんのご心労も重なっておられることと思います。
支えるご家族が何よりも辛いのが「ゴールが見えない」というところですよね。
でもご家族が寄り添っていて娘さんは一人じゃない
時間はかかってしまうけど必ず必ず良い方向に向かいますよ、大丈夫です👍
過食のあとの絶食に関しては
無理に食べなくてもそこまで心配要りませんが
食べてくれないとまた拒食に戻ってしまうんじゃないか、
食べないと余計にまた過食してしまうんじゃないか等
心配は尽きませんよね。
拒食から過食に転じるシステムとしては
拒食期はダイエッターズハイと言う状態で
交感神経(疲れを感じない無敵ホルモン)が優位なため、食事を取らなくても
元気なんですが
元気を前借りしていた状態、と考えると
わかりやすいかと思います。
無理矢理ハイだった状態が終わり
食欲が盛大に戻ってくる、
前借りしたエネルギーは枯渇しているため
マイナスになった状態で同じ環境に放り出され
環境は変わらないのに意欲がついていかない、
と言う状態を招いているのかな、と思います。
自律神経が失調した状態を摂食障害が作り出している感じ。
拒食と過食を定期的に繰り返し(3か月~半年単位)
拒食期は元気だから生きやすい、と
勘違いしてしまう方が多い。
実は私もその一人でした。
↑ここまで述べたことは親御さんだけが
理解していれば大丈夫、
娘さんには今は理論的な説明は
届きにくい状態かもしれません。
中学3年生だと進路等も
現実的になってきますし
親御さんとしては焦る気持ちもあるかと思いますが
エネルギー充電の時期と思って
しっかり休ませてあげてもいいのかな、と思います。
無理やり頑張らせる事は
目の前の今だけが解決したように見えて
長い目で見ると問題が深刻化してしまうんじゃないかな、と私は思います。
寄り添うご家族の心の保ち方で
是非参考にして頂きたい考え方があるので紹介しますね。
「課題の分離」という考え方があります。
アドラー心理学、って聞いたことある方もいらっしゃるかと思いますが
アドラー心理学は結構スパルタな傾向があるんですが
わたしも課題の分離には
かなり助けられてきました。
「課題の分離 親子」「課題の分離 思春期」「課題の分離 不登校」などで検査していただくと
たくさんのページがヒットするので
いくつか読んでいただくと
なんとなく理解できてくるかと思います。
※課題の分離=放置
という極端な考え方ではなく、不要な時は介入せず、本当に必要な時に手を貸す、と言う感じ。
娘さんの課題と援助者である親御さんの課題を
しっかり分けて線引きすることで
お互いが楽になります。
親子間の課題の分離は親子故なかなか難しい面もありますが
参考にしてみてくださいませ(^^)
おわり。