「・・・・・そうか?」
「そうだからです。観察力が物凄くいい方だと思っていたのに、そうでもなかったようです。花草書生に意図的にぶつかろうとしたその女人、一度見たら忘れられない程、優れた美人でした。それなのにどうして覚えられなかったのですか?」
「覚えられなかったのではなく・・・・しなかったのだ。」
ヨンは努めて平然とした顔で弁明した。しかし、ラオンは彼の眉間に作られた一筋の皺を逃さなかった。
「本当ですか(サシルイムニッカ)?」
「・・・・・・・。」
ヨンは沈黙した。疑わしい視線で彼を見つめているラオンの口が開いた。
「もしかして花草書生・・・・・。人の顔をはっきりと見分けることができない方なのですか?」
「違う。」
強い否定。むしろ余計怪しい。
「本当に(チョンマリヨ)?」
ラオンが疑わし気に目を光らせた。
「本当に、違う。(チョンマルロ アニダ)」
その時、ビョンヨンが冷ややかな声で、ヨンの秘密を暴露した。
「人の顔は記憶できる、ただし、女人の顔だけ見分けがつかないだけだ。」
「はい?」
ラオンの両目に驚きの色が混じった。ヨンが困惑した表情で遠くを見つめた。しばらく沈黙が訪れた。しかし一瞬、ラオンが笑いを噴き出して言った。
「本当ですか?ははっ。本当にそうだったのですか?」
完璧な花草書生に、そんな弱点があったなんて。何か面白いことでも発見したかのように、ラオンの目がキラキラ輝いた。それから突然、浮かんできた考えに、首を傾げた。
花草書生、女人の顔が区別できないんですか?おかしいな。じゃあ・・・・・私のことはどうやって判断してるのかしら?
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・・・・・・。
花草書生、女人の顔が区別できないんですか??
・・・・なら、
私は・・・・???
・・・・・・(どき)
・・・・・?
いやいや。
笑うな!
お前は男だろうがっ。
アイテ。
馬鹿にするなよ。
お前だけはす~~~ぐ、目につくんだからな!
・・・・・。(ひ~~~~っ)
原作の花草書生、なんと、(もうご存知の方も多かったかもですが)女人の顔が区別できないんですね(*´艸`*)
ラオンはどうして分かるんでしょうね?男装だから??
亀亀ですが(笑)楽しい部分が入ってきました♪:*:・( ̄∀ ̄)・:*: