孫育ては悩ましい

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 娘宅から自宅に夜9時ごろに帰ってきた。猫のノアが「おかえり、おつかれ~。今日も一日ご苦労さん」と言ってくれた(ような気がした)。玄関口に座って、私を出迎えてくれた。なんだか、癒されるよ~、ノアちゃん。君は、孫のもも子とちがって、「あれが嫌だ、これがいい」とか、訳の分からないこと言わないもんね。本当にわがままな孫のもも子には、ときどき堪忍袋の緒が切れそうになるのだ。こんな我慢強い私でも、感情的になる。

 

 ノアは、私が帰宅してから、私の機嫌が悪いのを察してか、近づいてこようとしないで、遠巻きに私のことを見ていた。いつも、カツオのおやつをおねだりするのに、静かに私を観察している。「なんてけなげなやつなんだ~」とかわいそうになって、カツオフレークをたくさんあげた。

 

 私が今日、ひどく疲れているのは、もも子のダンス教室への送り迎えがあったからである。特に連れて行くとき、もう出発しなくてはいけないのに、もも子が「マスクが無い」と棚の中のマスクを引っ張り出してわめいたり、リュックにキーホルダーをつけはじめて、うまくつけられずかんしゃくを起こしたりしたのだ。

 

 私は口出しせずに「もうダンスに遅刻してもいいや」と思いながら静観していた。マンションの下で夫が車で待機していてくれて、急いで車で出発したのだ。その時、もも子には、はっきりと「今日は遅刻するかもしれないけど、それはあなたが悪いから仕方ないよ。それと、ばあばは、とても嫌な気持ちだよ。人を嫌な気持ちにさせてはいけないんだよ」と言っておいた。もも子は黙って聞いていた。私の言いたいことが伝わるといいな思った。

 

 もも子は、この4月から2年生になった。そろそろ、自分の感情をおさえられるようにならないといけない。私の言葉かけもむつかしい。孫育ては、まだまだ続くのかな…。悩ましい。

 

バックナンバーのこの歌に癒されよう!

back number 「SISTER」

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