夫が朝から講義をしていた。誰にって、私にですけど…。彼はかつての職業柄からか、講義的な語り口が得意である。「君ねー、なんでか分かる?」という疑問形で始まる。ときどき、その語り口に嫌気がさすこともあるけど、博学なので耳を傾けることも多い。

 

 今日の講義は、植物についてであった。「動物はその場その場で判断して動き回るけど、植物はその場から離れられないから、その場での最善を見つけるように、体全体で考えて生きているんだよ!」と熱く語った。強気の語り口だった。

 

 なぜ彼がそういうことを言い始めたかというと、私が「最初に結実したゴーヤの実が、なかなか大きくならないのは、どうしてかな?」と質問したからである。彼に言わせると、「ゴーヤは、体(弦や葉っぱ)が小さいので、そちらの方に栄養分を回すためなんだよ」というのだ。「そんなの当たり前だろ!」という夫に、私は「えー、でも、キュウリは最初からでっかいのできたよ」と反論した。「うーん」と夫は唸った。は、は、は、この議論は、私の勝ちかなと?心の中で笑った。

 

 私たち夫婦の議論が聞こえているかどうか定かではないが、わが家の菜園の野菜たちは、頑張ってくれている。キュウリは次々に大きくなっていて、しばらくはお店で買わなくてもよさそうである。ナスも順調に大きくなっていて、楽しみである。ゴーヤの収穫も待ち遠しいが、昨年の初収穫の日付を調べたら、7月13日だったので、まだ先なのだなとわかった。

 

 リスボンレモンだが、すでに実が親指くらいの大きさになっているものもある。ところが、最近新たに花が咲いて、これから実をつけそうな様子があり驚いた。こんな風に時期がずれて花を咲かせることがあるのだ。植物は私たちの予期せぬことをときどきみせてくれる。人間の想像をはるかに超えてくることもあるのだ。わが家の庭の植物たちにいつもパワーをもらっている。ありがとう!

 

娘が大ファンで、いろんな曲をたくさん聞かされました。懐かしのこの曲。

ゆず 「少年」

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