20年ぶりくらいにカラオケに行った。関西で暮らして、22年。ほとんどカラオケと無縁の生活をおくってきた。意図的ではありませぬ。ただ、一緒に行く人と時間が無かっただけである。歌うことは、昔から大好きなので、関西に住む前の高知にいた時、ママ友と朝モーニングに行って、そのままカラオケに行き、買い物をして帰宅するというマダムな生活をしていた頃もあった。そのまま高知にいたら、もしかしたら、歌手デビューしていたかもしれませぬ(冗談ですよ!)。

 

 しかし、関西にきて、子どもたちも大学生となり、うかうか遊んでいられぬようになり申したのじゃよ。そして、今は子育ても一段落し、新たに孫育てという壁にぶつかっているが、その壁もなくなりつつある。そこで、ジムで意気投合したイスタンブール帰りのH女史に誘われて、いざカラオケへ。

 

 まず、カラオケ店の開店時間も調べずに出かける私。大雑把な血液型O型人間。10時に門をたたくも、11時開店だと分かり、二人でズッコケた。「えー、カラオケ店ってこんなに遅い開店時間なんだー」と文句を言うおばさん二人組、笑。カラオケ20年ぶりで、分からないことだらけの私の質問にH女史は笑う。「あのー、検索本とかで調べて、番号を入力するんだよね?」と言うと「本なんて、いまどきないよ~」と大笑いする。「タブレットに歌手名や歌を入力して、予約したらOKだよ」とカラオケの達人、H女史はおっしゃるのだ。

 

 それでも、入店の受付で、タブレットに向かって入力する時、慣れないので時間がかかる。ようやく入室するが、こんどは部屋の明かりをつけるスイッチが見当たらない。「えーどこよ、真っ暗で見えやしない」と叫ぶおばさん二人。もう仕方ないと、隣の部屋の大学生らしい男の子を呼んできて、スイッチの場所を教えてもらう。あとで、気がついたが、扉の入り口に「部屋の明かりスイッチは、テレビ液晶の裏にあります」としっかりと書いてあるのを発見した。また、おばさん二人は、「あほやねー」と言いながら大爆笑するのであった。

 

 こんな調子で二人で2時間歌いまくる。そして、大満足して「あー楽しかった!」とお店を出たのである。月一回、カラオケ練習しようと意見がまとまった。「キンキキッズの『硝子の少年』をデュエットして舞台デビューしましょう」と私は彼女に言ったのだった~、笑。

 

Hさんが歌って素敵だった、古内東子の歌です。

古内東子 「誰より好きなのに」

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