今朝の新聞記事に二宮金次郎の銅像のことが書いてあった。ある町で、閉校した小学校の校舎前に設置されていた二宮金次郎の銅像を処分することになり、有効活用してもらえるようにと売却を決めたという話であった。この像は、青銅製で1959年に設置されたという。高さは台座込みで約1メートル、重さは約23キロである。最低売却価格は、税込みで11,000円からで、すでに数十件の問い合わせがあるという。

 

 そういえば、私が通った小学校(はるか昔、60年前)にも、二宮金次郎の像があった。なぜあの像が小学校に置いてあるのか、当時、先生たちから詳しい話を聞いたことは無かったように思う。聞いたけど、忘れているのかもしれない。そこで、二宮金次郎のことを調べてみることにした。二宮金次郎は、江戸時代後期に生まれ、農民出身で治水などの農村の改革に尽力した人であった。終戦までは「まきを背負って本を読む」と言う姿が、道徳教育の教科書にのり、苦労しながら勉学に励む「勤勉」の象徴となった。今は、学校の統廃合や教育方針の変化により、二宮金次郎の像はなくなりつつあるようだ。

 

 そんな話を夫にしたら、実家が農家である夫が、「俺もよく背中にいろんなものを背負ってたわ!」と自慢した(?)。夫は、もしかしたら、二宮金次郎の生まれ変わりかも知れないと思った私だった、笑。いったい、この銅像は、いくらで落札されるのだろうか。結果が気になるなぁ。

 

 そうそう、孫のもも子は、ピカピカの1年生になり、一ヶ月が過ぎた。毎日、重そうなランドセルを背負って、頑張って小学校までの道のりを往復している。すごいなー、えらいなー、ほめてあげたいのだ。今は、学校まで行って、帰って来るだけでも体力いるよなーと感心している。その姿は二宮金次郎を彷彿とさせるのだった。やっぱり、小学校には二宮金次郎の銅像が似合うのかな、と思った。

 

くるりの優しい歌、ありました。

くるり 「春風」

いつも読んでくださりありがとうございます。

あなたの幸せを祈ってます。