久しぶりに何も予定がなく、家でゆったりした。ソファでゴロンとしようとしたら、猫のノアが横に張り付いて、「あなたの隣には私が座るのよ!」と言わんばかりに私にくっついてくる。二階に上がって、片づけをしてしていると、「どこに行ったの、私を置いていかないで~」とすごい勢いで追いかけて来る。ノアは、私のストーカーをしているのだ。

 

 実は私は、夕ご飯を食べると、二階のベッドに腹ばいになって、ブログの下書きをノートに書いているのだが(葛飾北斎みたい、北斎は畳に腹ばいになって絵を描いていたらしい)、その隣にはノアが横たわっていて、私を見守っている。私のことを始終無言で見守っているのは、他の誰でもないノアなのである。他の人の知らない私の全てをノアは知っている。

 

 こんなにノアはストーカー状態なので、留守の時(このところ一泊二日の旅行もあったし)、いったいどんな様子なのか気になる。寂しがってニャーニャー鳴いているのだろうか。それとも諦めてふて寝しているのだろうか。留守の時のノアの様子が知りたい。

 

 昨夜、ソファでうたた寝していた私が目を覚ますと、隣のノアがびくともしなくて、死んでいるように見えてぞっとした。ぞっとしたし「本当に死んでいたらどうしよう」と、ノアの体のぬくもりを確認した。でも、私はいつかそんな日がやってくるのを怖いと思った。ノアの体が冷たくなって動かなくなってしまうのが怖いと思った。そんなことを考えたら、泣けてきた。私が家にいるときは、ストーカーのように私の側に張り付いていていいから、そうしてねって、ノアにお願いした。

 

 そうして、私の思いはいつもここに立ち戻る。ノアは幸せだろうか。ノアは毎日を楽しく生きているのだろうか。そうであってほしい。ノアのこれからも幸せな日々であってほしい。ダメダメな飼い主だけど、君の幸せを願っていることをわかってね。大好きだよ、ノア。長生きしてね、ずっと。

 

こんな歌、見つけました。三日月があなたを見守っていてくれるよね。

くるり 「三日月」

いつも読んでくださりありがとうございます。

あなたの幸せ祈ってます。