先日新潟でお世話になった方に、お礼状を出そうと思った。礼状というのは、お世話になって一週間以内に送るのが礼儀だと、ものの本に書いてあった。まず、ステキな和紙の便せんと封筒を買い、できれば筆ペンで書きたいなと思い、上手く書けそうなペンを何本か買って帰った。切手もなかったので、郵便局が開いている今日(明日から、祝日、土、日曜日とお休みなので)をねらって買いに行った。

 

 いざ家に帰って書こうと思ったら、礼状の文章が出てこず、一応ネットで礼状の例文を検索した。しかし、このまま引用しては能がないので、自分なりに考えてなんとか便せん二枚を下書きした。清書に入って、何度か漢字を間違えたりして、何枚か便せんを無駄にした。それにしても、字が下手すぎる。筆ペンで書いているから下手なのが丸わかりなのだ。ゆっくり丁寧に書けば、何とか読めるのだが、今更ながら子どものころに習字を習っておけばよかったと反省した。

 

 2時間くらいかけて、便せん2枚と封筒のあて名書きを終え、きれいな切手を貼り、時計を見たら夕方4時半だった。これから猛ダッシュして、郵便局まで走ったら、5時までの受付に間に合うかもと家を飛び出した。

 

 小走りで駆け込んだ郵便局に5時5分前に滑り込みセーフ。「この、封筒は何グラムですか?」と計ってもらって、「84円で大丈夫です!」と郵便局のお姉さんに受け取ってもらった。「あのーこの手紙、先方さんにいつ届きますか?」ときくと、「そうですね、連休明けの9日くらいですかね」と申し訳なさそうにお姉さんが答える。「あー、そんなにかかるんですね」と私はがっくりうなだれた。

 

 まあー、いいかぁー、先方に届くのだからいいとしよう。気分を変えて、スーパーに買い物に行った。まだ、夕方5時なのに、お弁当コーナーに20%引きのシールを貼っている店員さんを発見した。でも、私の食べたいお弁当にはシールが貼ってない。私は、勇気を出して、ダメもとでも聞いてみた。「あのー、このお弁当安くなります?」すると、店員さんが「いいですよ、もうそろそろですから、20%引きにします」と言ってくれたのだ。「やったー、ありがとうございます」そう言って、私は20%引きのお弁当を抱えて、ルンルンで家に帰ったのであーる。がっくりしたり喜んだり、人生はいろいろありますね。

 

秦ぴょんしか歌えないような歌ですよね。

秦基博 「スプリング ハズ カム」

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