今週、保育所の卒園式というのに、孫のもも子が体調を崩して保育所をお休みしている。もも子にとって卒園式は一生に一度の記念すべき日なので出席できるといいなと思っている。今、娘夫婦は年度末を控え、仕事が多忙である。そこで、じいじとばあばの出番となり、もも子のお世話をこのところしているのだ。

 

 すでに、4月からの小学校入学のための準備が着々と進んでおり、もも子の部屋にベッドや机が配置され、彼女は嬉しそうにロフトベッドにはしごを使って、上ったり下りたりしているのだ。ランドセルは、もちろん、もも子の好きなピンク色である。あちこちに猫の刺繡がほどこされていたり、猫の耳がついていたり、なんだか猫づくしのランドセルなのである。こんなランドセル見たことない。ようするに、もも子のお気に入りがいっぱい詰まったランドセルなのである。もも子は、小柄なので、ランドセルが歩いているように見えるのではないかと、ばあばは、心配したが、ランドセルを背負った姿は、なかなかさまになっているのだった。私は、自分の子どもたちが、小学校に入学した時よりも、うーんと心配している、そんなものかな…。

 

 私の子どもたちは、札幌郊外の小学校に通ったのだが、子供の足で30分~40分かかる道のりだった。娘は友だちとさっさと歩いて通っていたが、息子は同級生の友だちとのらりくらりと歩いていた。行きはよいよい帰り怖いで、1時間たっても帰ってこなくて、様子を途中の道まで見に行ったら、駄菓子屋の軒先に置いてあったガシャポンの辺りにたむろしていたりした(ガシャポン、30年前にすでにありました!)。そんなことがあったが、まあ、いつか帰って来るだろうと安心しており、気長に待っていた。

 

 孫の成長を見ていると、自分の子どもたちの昔の日々を思い出し、「そうだった、そうだった」と笑ってしまうことがたくさんある。もも子は、どんな1年生になるのかな。何の勉強が好きになるのかな。友だち100人出来なくても、何でも話せる友が一人いたらいいよと、ばあばは、教えてあげたい。

 

童謡歌本の中にこんな素敵な歌があります。

水木一郎 「学校坂道」

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