本日、俎板の鯉状態となった夫だったが、無事に手術を終え、全身麻酔から生還することができた。よかった~。本人が一番怖かったであろうが、現場で見守ることが出来ない私にとっても、正直、生きた心地がしなかった。

 

 本人からお昼すぎに「手術おわりました。大丈夫です」と簡単なラインが送られてきた。どう大丈夫なのか、どんな様子なのかと、ラインで尋ねたが、その後は何も連絡なしで、「あれー、どうなってるの」とまたもや心配した。とりあえず、「14時過ぎには、面会に行くので、よろしく」と私からもラインを送った。

 

 病院の面会体制は厳重で、入室時間を書いた紙をナースセンターで出すと、それから15分後の退出時間を書いた紙を渡された。そこまで15分にこだわるのは何故と、看護師さんにたずねたくなった。結局、家から1時間かけて病院まで行って、15分の滞在時間ってどういうことって思ってしまうのだった。

 

 私が病室に入ると、夫は酸素マスクと痛み止めの点滴に繋がれて、横たわっていた。でも、普通に会話もできるし、顔色も良く元気そうで安心した。パジャマなどは病院の入院セットを利用したので、洗濯物(下着と靴下)をもらって、明日の面会時間を伝えて、主治医から説明があったら連絡してねと、夫に話した。あっという間の15分。15分間の逢瀬、笑。

 

 病院を出る前に、家族ラインで夫の無事を、娘や息子に送った。二人とも仕事中だったが、気にしていたようで、すぐに既読になった。夫は、病院食が気に入った様子で完食しているという。毎回スマホで写真を撮って自慢(?)してくるのだ。最近、ほとんどわが家の夕食を担当している夫なので、上げ膳据え膳は嬉しいのかもしれない。

 

 お陰で私は、ぼっち飯を作るのが面倒で、雑な食生活になっている。早く戻ってきて夕食担当をお願いしたいのだが…。今日は、まだ主治医からの術後の説明がないので、明日になるようだ。明日も15分面会に行く予定である。

 

 昨夜、「ひとりでさみしいなぁ~」とつぶやいていたら、猫のノアが「わたしがいるじゃん、ひとりじゃないよ~」とちょっと怒ったような顔をして私の膝に飛び乗ってきた。ノアの体温が私の膝を温めて、その優しさが心にしみた。「ノアちゃん、ひとりじゃなかったわ、君がいたよ~、ありがとうね」と小さな頭を撫でた。

 

昔、娘と一緒に大橋トリオさんのライブに行きました。優しい雰囲気のお洒落な人でしたよ。

大橋トリオ 「HONEY」

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