夕陽のガンマンを観た。子供の時以来の再見だが、これほど丁寧に作られていたのを知らなかった。当時大ヒットしたが、米国製西部劇と区別するために"マカロニウエスタン"と揶揄された。ところが演出・カメラ・特にエンニオ・モリコーネの劇伴の出来は素晴らしい。まるで歌舞伎の大見栄の様に全てのカット尻が劇伴と共に決まって実に気持ち良い。町のオープンセットの見事なデザインはどうだ。前作(荒野の用心棒)ヒットで予算のついた美術費用をどこにかけるかも素晴らしい。シリーズは、クリントイーストウッドのスター性のみ評価されがちだが、アクション映画としてだけでなく一般映画としての作劇自体が優れている。ただし、肝心なラストの『オルゴールが消えたら撃て!』はちょっと理解出来ないし、ラスト10分くらいで急にウエットになる展開は変だ。本年も再び大ヒットし、その後亜流を大量に生産する体制が取られていく導入時期の、一本















