マーニーを観た。想い出のではない、ショーン・コネリー出演のヒッチコック映画だ。出だし、金庫からの盗難場面は、何と面白い映画かと思ったが、後半は完全に『白い恐怖』の焼き直し。しかも冗長で退屈だ。クライマックスの愛馬暴走では、スタントでも合成でもなく、ヒッチコック得意の短いカットのモンタージュで落馬や馬の骨折を表現しているが、今日(こんにち)の目で見ると、1号ライダーのバイク変身みたく不自然だ。以降、徐々に錯乱していくマーニーと劇伴に観客は離れていく。ラストでトラウマの真実が語られるが『サイコ』のショッキングさに比べたら何でもない。『鳥』で有名になったティッピー・ヘドレンの熱演も響かず。天下のショーンコネリーでさえ、物語の狂言回し役でラブシーンさえない。なるほど当時、日本の配給会社はどこも買付けなかったわけだ、の一本
キネマ旬報1964年外国映画28位
ロードショー公開はされなかったものの、『赤い恐怖』の副題を付けて、一部劇場では上映されたらしい
バーグマン主演のトラウマ傑作『白い恐怖』
この幻想的なセット美術作成には、
まさかのサルバドール・ダリが協力





















