急に具合が悪くなる | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



急に具合が悪くなるを観た。頂点を極めた監督が、リアリズムや様式美を緩くして、のびのびと作る、典型的な失敗作。長塚京三の年齢かつ、あの流暢(りゅうちょう)な語学力がなければ成立しなかった作品。仏語と日本語の掛け合いが、不自然なく出来る様にヘンテコな設定には目をつぶろう。しかし、認知症はこんな夢物語ではない。介護される人もする人も、回りに何人も居るからよく分かる。展開を先読みしたような、真理のセリフ鼻につく。また、ミーティングでマリーのスピーチ後、静寂→1人拍手→全員の拍手の広がりは、ダメな日本映画で散々見てきた演出。濱口お前もか…。オーラス、日本では海も山も散骨を(特別な場合を除いて)認めてない。ましてや、そこら辺の山に撒いてはあかんよ。誤解を与えるのでやめてください。主人公による『資本主義・民主主義への痛烈な批判』に場内の観客は呆然。他人の足を揉んで、外でカップラーメンを食べる映画だった。

第79回カンヌ国際映画祭女優賞(主演2人によるW受賞)