◎ アシスタント | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



アシスタントを観た。昨年閉館した地元の名画座で見逃した作品をYouTubeで鑑賞。"YouTubeは映画でない"という人もいるが、生きてる間に面白い映画に何本出会えるかの大会に参加している身としては大いに助かる。米国製とは思えないほど洗練された美術・衣裳・キャメラだ。出演者や劇伴、特に薄暗い照明は欧州作品としか思えない暗さだ。何より米国人らしく大声で会話する場面がゼロだ。"# MeToo運動"のきっかけとなった大物プロデューサー(別名)のハラスメントを告発しているのだが、山場は社内相談室でのやり取り。せっかく勇気を振り絞った告発を言いくるめる下りは、監督いちばんの見せ場か。おまけに、部屋を出る際に『安心したまえ、君は彼のタイプではない』とまで言われる。見事な台詞だ。オーラス街の闇へと消えていく主人公には、何十年もこれらの悪事を明るみにして来なかった業界関係者の"触らぬ神&事なかれ主義"への批判を表現している。ジェーンの賢さや真面目さ人の良さ、反対に田舎町から出て来た無知で長身美人の善人風キャラクターも見事だ。主演ジュリア・ガーナーの理知的でいかにも仕事の出来そうな魅力が、作品を支える。それにしても、ラストシーン彼女スマホを店に忘れてない??、の一本