博士の異常な愛情を観た。やはり若い時とは、見方が変わってくる。ただ鑑賞後の印象は全く同じ。基地内・爆撃機内・有名な作戦会議室などセット全体の暗さは、モノクロ映画として見にくい。ピーターセラーズの一人何役も意味わからんし、常軌を逸した将軍や少佐、ナチス上がりの博士の描写もブラックユーモアだがチープだ。ただ封鎖された基地を突破しようとする地上部隊との銃撃戦はドキュメンタリー手法で見事だ。『突撃』を思い出させる。しかし、コックピット外の景色や、ミニチュア爆撃機のリアプロジェクション合成は、当時の技術力を考慮したとしても下手くそだ。(これらの合成に限界を感じたのか、4年後の『2001年宇宙の旅』では大人数のSFXチームを作り、誰もが到達出来ないスーパーハイクオリティ特撮へと進んでいく)この時代、世界は東西冷戦に怯えていた。きっと天才たちは創作テーマにせずにはおられなかったのだろう(黒澤明『生きものたちの記録』他)それにしても同じ映画会社の『未知への飛行』と作品混同するよねー、の一本
『博士の異常な愛情』に比べ、
『未知への飛行』の作戦室は、シドニールメットらしく
地味で現実的、そして
混み合っている。
主演には、なんとヘンリーフォンダだ。
『未知への飛行』日本公開は、制作からかなり遅れ、1982年に映画解説者・水野晴郎の手によって配給された。大学の授業での鑑賞後、なぜ水野晴郎プレゼンツと出たのか?と教授に質問したことを思い出す...。
















