殿、利息でござる!を観た。ポスターのようなコメディではなく、貧乏な村が総力を上げて資金を集める、活劇のない時代劇面白い。お金はお上(かみ)に貸し付けるための原資で、しかもこれが実話ときてる。正に"事実は小説より奇なり"である。『村の将来のために、自分の身代を潰しても構わない』は、日本人以外には理解不能かもしれない。草笛光子も長寿の小説家より、名家の母役ピッタリだ。他にも、冒頭悪役→善人になる西村雅彦や飯屋の女将竹内結子。そしてまさかの殿様、現役時代の羽生結弦など、配役は分かりやすく観客も納得。感情を表さない松田龍平素晴らしく、スピンオフ使って欲しいほどだ。衣裳メイクが綺麗すぎるのと、ナイトシーンのポストプロダクションによって画面が潰れて見にくいは、本作に限った事でなく近年の時代劇共通。ほとんどのロケが行われた『スタジオセディック 庄内オープンセット』は、整地されてない道と小川があって実に面白い地形だ。農民の味方になる堀部圭亮の"考えの変わる瞬間"の描写弱いのが残念だがコアな映画ファンには、評価の低い中村義洋でいちばん面白いかも、の一本















