かたつむりのメモワールを観た。人形が人形をアニメートする人形アニメを初めて見た。"シャンバルジャン"か"次郎物語"か、不幸に次ぐ不幸人生を展開していく強烈内向的主人公の物語は面白い。人形のビジュアルにより好き嫌い分かれるだろうが、作劇は観客の感情に沿った正統派ハートウォーミングドラマだ。あちこちに散りばめられた、お下劣で下品な性描写や差別・暴力などが出る度に、得意気な作者の顔を想像してニヤけてしまった。劇中映画祭で3人の客に向けて上映した後、質疑応答が無く、それでもその3名が主人公を応援してくれる描写はグッとくる。"不幸な過去に囚われず、未来だけに進むんだ"というメッセージと、まさかのハッピーエンディングに、ホッとして席を立てる秀作アニメ
第49回アヌシー国際アニメーション映画祭 クリスタル賞(最高賞)受賞




















