鉄腕アトム 宇宙の勇者を観た。テレビシリーズ3本の再編集版をさらにフルカラー化したテレビ放送を観たが、今の目で見ると、手塚に申し訳ないが子供騙しとしか言えない。当時は漫画が動いて、話して、活躍すればそれで良かったかも知れないが、当時の東映動画のレベルとは比較にならない。手塚治虫が編み出した"リミテッドアニメ"の手法と、本当の撮影カメラによるズームなどで、何とか工夫したのは分かるが、それにしても出来は良くない。テーマはそれぞれ面白いし、核爆弾爆発を無音表現など、演出チームは可能な限りで睡眠を削って制作に当たったことは想像に難くない。しかし、しかしである。比較してはいけないかも知れないが、例えば小津安二郎の無声映画の中には、今の目で見ても優れた作品も存在する。テレビアニメ創成期といえども、劇映画として成立させてほしかった、一本















