THE MOON | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



THE MOONを観た。韓国製SFアクション巨編は、月面の再現度は、今まで見たどのSF映画よりも見事だ。また、宇宙ステーション内部や宇宙服などは、とても研究されている。"流転の地球"より遥かに見事な映画美術だ。ただ流星群が降り注ぐあたりから、怪しくなる。あれ?この展開他の韓国SF映画で見たことあるな...と。どんなに月面を滑っても壊れない月着陸船には目をつぶろう。また、正確な計算のないドッキングも良いだろう。しかしラストのドローンとの落下で助かるは、まるで風船をクッションに落下したジャッキーチェンのように無茶苦茶だ。米国のNASA描写も可能な限り再現しているし、なんと言っても韓国の航空宇宙局の施設やロケットのリアリティは素晴らしい。しかし、どこまで行っても超ウエットな韓流節には付いて行けない。『父を許せ』が続き、本筋に帰ってこない。おまけに、エンディングには♪フライミートゥーザ・ムーンまでが流れる。(スカーレット・ヨハンセンに聞かせたい)。国内外で大コケらしく、莫大な制作費は全く回収できないらしい。ただし、2024年特殊撮影部門の月面効果賞をあげたい、一本ではある