燃える惑星 大宇宙基地を観た。まさかのコッポラ演出のSF映画との触れ込みだが、実際は海外マーケットに安く転がっていたソ連製SF映画を買い取ったロジャーコーマンが、何とか劇場にかけて米国の中高生から小遣いを巻き上げようと、その頃駆け出しだった若きコッポラに、無理やり陳腐モンスターを挟み込ませてでっちあげた珍品C級SF映画だ。そのため、主な登場人物はロシア人なので、英語のアフレコがズレズレだ。どうしてもつじつまの合わないところはコッポラが追加撮影し、挙句の果てに全く話してない2人の映像に、平気でセリフだけがのったりする。これがロジャーコーマン。しかし、当時も今も、欧米諸国とは全く違う旧ソビエト連邦の映画美術のセンスは面白いし元の作品を見たくなる、一本
