アクアマンを観た。宇宙を水中に置き換えた、海底版アベンジャーズもしくは、水中スターウォーズは予想以上に面白い。主な理由はやはりアクアマンことジェイソン・モモアのキャラクターだろう。気弱で悩み続ける内向的DCヒーローに飽き飽きしていた観客は、このハワイ出身の、ガサツだが人情に厚い無骨なニューヒーローに惹かれる。アクアマン自体に変身するのは最後の最後なのだが、むしろ物語前半、半獣半人状態がドラマとして面白い(スーパーマン第1作に同じ)。クライマックス、善の甲殻類vs悪の鮫一族一騎打ちが、なぜか見ていてカタルシスを感じる。ワイスピの監督だからか、巨大な生き物に乗って登場するクライマックスも、壮大すぎる劇伴と共に心地よい。海底で髪の毛が浮きまくるCGが普通の作品。完全グリーンバック前での演技は、これからのハリウッド俳優の必須なのだろうなぁ〜、の一本。最新作公開中
