漁港の肉子ちゃん | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

漁港の肉子ちゃんを観た。明石家さんま入魂の1作はアニメ作品として空回りだ。当初実写企画としてもあったらしいが、完全にアニメには向かない作品だ。少年少女の心の機微や、港町のバックボーン、心の深い肉屋のサッさん、そして何より外見も性格も肉子の人間味をアニメでの再現は困難。ましてやラスト初潮を描いているのにこれでは誰も感動しないだろう。一般的に映画が失敗する理由の第一位は監督や製作者の入れ込み過ぎ。こだわりの演出と作品への執着とは違う。声優を明石家の身内で固めたのも良くない。原作未読だがおそらく、人間味溢れた作品の香りはアニメ化ですっかり消えてしまった。優秀な人材と金を集めれば良い作品が出来る訳ではない、見本的な失敗作