△ MEN 同じ顔の男たち | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

MEN 同じ顔の男たちを観た。飛ぶ鳥を落とす勢い(こればっかり)のスタジオA24サスペンススリラーは酷い出来だ。毎年ワーストは特に決めては居ないが、本作は今年見た中で最低の出来で、エイリアン4かと思った。怪しい森での見事なカメラ/音楽/特殊効果なのに、鑑賞後の感想はただ、ただ、気持ちわるい。キリスト教的な解釈とか、人間の原罪とか知らないが、血まみれの白人の口から黒人の足が出てきて、それが究極的にリアルで、挙句にあのオチでは到底納得できない。昔見た『マニトゥ』を思い出した。何度も写し出される石棺のレリーフの顔の意味も、我々日本人には理解不能。半人半獣の『LAMB/ラム』とは全く印象が異なる。冒頭からトンネルまでの描写が素晴らしいので、終盤の展開が一層残念。謎解きはしなくとも主人公の心の変化は描いて欲しかった。死人がちぎれた手でソファに座り『ただ愛してほしかった...』では弱々だ。興業も悪く早々打ち切り。A24でさえ不出来があると思った一本