シン・ウルトラマン | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

シン・ウルトラマンを観た。嫌な予感は当たってしまった。YouTubeに上がってるカラータイマー付きウルトラマンの方が圧倒的に良い。ファンによるトリビア映画の域を出ていない。繰り出す怪獣・宇宙人・ウルトラQなどが総集編の様で盛り上がらない。途中『大怪獣のあとしまつ』かよと思う場面さえあった。最大のクライマックスがゼットンとの宇宙空間対決では、観客は入り込めない。今見直すと、TV版ウルトラマンの最終回の緊迫感と感動に改めて驚く。映画ほど世相を反映する創作物はない。もしこれがコロナ禍の真ん中公開だったら、日本中がこのヒーローを求めただろう。電話のコール音や壁時計の再現にこだわるなら隊員服までやってほしかった。長澤まさみが気合を入れるために何度も自分の尻を叩く仕草は円谷英二の癖。確かにマニアは喜ぶけれども...。