バッテリー | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

バッテリーを観た。あさのあつこ原作の大ヒット青春野球映画は、その全てが林遣都だ。誰もが見かけたベストセラー小説の挿絵に負けない外見と佇まい。何より野球経験者と一目で分かる仕草が、本作のクオリティーをあげている。それに引きかえ、現代劇には珍しく自宅をステージにセットとして一杯組んであり、そこでの菅原文太、岸谷五郎のやり取りは前時代的で浮いて見える。病弱な息子を持つ母親には決して見えない天海祐希は完全にミスキャスト。担任の先生の様だ。滝田洋二郎『おくりびと』でアカデミー賞獲る前年で原作付きの御用監督感出てる。CGもあるが、野球経験者のみの普通のキャッチボールのシーンが1番の見どころ。実に気持ちいい。
あと、犬神家の横溝正史のように原作者が先生役で出てたの気が付かなかったなぁ...。