誘拐の掟 | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

誘拐の掟を観た。突然不幸に見舞われるでお馴染みのリーアム・ニーソン主演の連続猟奇殺人事件は、他の刑事モノと違って、超人的な強さや、強運に頼らない一般人の物語だ。物語の特徴は被害者が全員薬の売人で、儲けた闇の資金を狙って犯人が家族を誘拐するという点。墓地で働く小太り男が出てくるが、こういう典型的な体型も差別的だと言われる時代が、もうすぐそこまで来ている...。刑事辞めた理由はありきたりだが、そのための断酒会がラストの死闘に繋がる構成面白い。猟奇殺人の定石、観客納得の結末。ニーソンは確かに稀有な役者。本作も彼でなければ印象全く違っただろう。しかし人質の女の子にケガをさせる必要あったのだろうか。それだけがひっかかる一本