本覚坊遺文 千利休 | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

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本覚坊遺文 千利休を観た。三船敏郎唯一の坊主頭が見られる千利休映画はイマイチ。何よりビスタサイズで引き打ちの照明はテレビ時代劇のよう。芦田伸介の秀吉もミスキャスト。上條恒彦出演場面に至っては現代劇かと感じる。全霊で本覚坊の役に取り組んだ奥田瑛二は悪くはないが、かと言って良くもない。原作にある格調高さや孤独、茶の侘び寂びを感じられるカットは極小。聞き取れない三船の台詞も閉口。ラスト萬屋錦之介の散りゆくイメージのみ秀逸。ヴェネチア映画祭銀獅子賞受賞

この人を中心に描いているわけではない
これらの登場人物たちが語る
1番語るのは弟子の本覚坊
三船千利休は重い
奥田瑛二も役のためにだいぶ痩せている
末期の萬屋の演技は見所の一つ
千利休対決ではこちらに軍配
仲代達矢凄いメイクだ
タヌキの千利休は三国蓮太郎正に適役
熊井啓は天平の甍に続いての井上靖作品だ

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