1983年2月発売
43PS/9500rpm, 3.4kg-m/8500rpm
乾燥重量145kg
ガソリンタンク 20ℓ
価格\399,000
先代のRZとTZ250を足してで割ったようなスタイル。
当時はまだフルカウルの認可が下りてなかったので仕方ないが、タコメーターが機械式やバナナマフラーなど中途半端に先代の名残りがある。
故に後に出てくるRRもアンバランスなスタイル。
オカメカウル、バナナマフラー、お重メータ、おむすびテール とはよく言われたものだ(ー_ー;)
シート高は790mmだったが、シート幅が広いためあまり足つきはよくない。
前後18インチホイールも相まって、全体的に腰高なイメージ。
ハンドルもこの型はセハパンタイプではなかったので、ポジション的にはツアラーっぽい。
250ccとしてはお初?のトリプルディスク。まぁ、先代のRZがあまりにも止まらなかったからな(^_^;)
2ポットだが対抗ピストンではなかった記憶がある。
カチッっではなくフニャっとしたタッチで、当時でも不満があった。
ガソリンタンクも大き目でハンドルまで距離もそこそこある。
エンジンは350と共有しているので、やはり無駄に大きい。
なので、全体的にVTとかと比べて大きく見えた。重量も2ストとしては重めではないだろうか。
クリーニング機構付YPVSの恩恵で、低回転でもあまりボコボコにならず、街中でも扱いやすい。
5,000rpmあたりで谷間があり、そこからレッドまで一気に吹け上がる。
チャンバーを付けた時にニードルをイジったら谷間も気にならなくなった。
MVXほどではないが(笑)、それなりにオイルは吐く(後ろの人ゴメンナサイ)。
前後18インチホールということで、ハンドリングはマッタリ系。
リアサスはアジャスター機構はなく、固めのセッティング。
コーナーでは後輪荷重で「よっこらせ」と曲げる必要がある。
コーナリングスピード重視でパワーバンドを外さず立ち上がればそれなりに早く走れる。
この後、RG250γがセンセーショナルデビュー。
YAMAHAもやっつけでRRを出したが、値段以上にγのインパクトが強すぎた。。
ここからレーサーレプリカブームの始まりであり、アルミを多用して値段がどんどん跳ね上がっていった。
それでも2ストをお手軽に楽しみたいユーザー向けに1998年まで生産され、R1-Zに引き継がれた。
RRを除き、マイナーチェンジをしながらも値段は最終型まで変わらなかったのは興味深い。