仕事で校内の特別支援コーディネーターのチーフをしているという事もあり、各学年2クラスある規模の学校の中の
「支援を要する児童」
「就学指導の検討が必要になるかもしれない児童」
「外部専門機関との連携を要する児童」
などの情報は、概ね把握することになる。
担任業務をこなしつつなので、さすがに全クラスの様子を授業中に観にいくとかはできないけど、担任している子たちがいるクラスや学年には私も出入りするので、比較的児童の様子は掴みやすい。
各担任とも情報共有のために日々雑談がてら話をするし。
(時々支援級に在籍する児童が一人もいない学年があって、そこは話を聞いても空気感が掴みにくいんだけど
)
夏が近づいてくると、来年度の就学相談が本格化する。
来年度の新入生の情報を各園から集めたり、校内の児童の様子から専門機関につなげたりする動きが活発になる。
年度が変わって二ヶ月もすると、新担任がクラスの児童の様子を把握できるようになるから、次の手を考え始めるよね。
そんなわけで、同年代の1年担任と放課後に情報交換をしていたんだけど、
その一年担任(女性)から
「ムスコくんはすごく良い成功事例だよね!」
との言葉。
この同僚、ムスコの暗黒時代前期(小学校)を知っています…
当時、ムスコの学校で支援級の担任をしており、ムスコのクラスにもよく行ってたとのことで…
ごめんなさい…
ご迷惑をおかけしております…
(授業妨害や対人トラブルは無いタイプだったけど、それ以外でね…
)
当時は知り合いではなかったんだけど、今は同僚として仲良くやっている。
彼女にはムスコと同じ年の娘ちゃんがいるので、進学と共に子どもの同級生がかぶったりと色々つながりも深いんだ。
中学でのしんどさ、入級したこと、進学したことなど、個人的な話もたくさんしているので、今のムスコの様子も知ってもらってる。
「だってさー、中学で入級せんかったら、きっと高校行って、そこで自分のやりたいこと見つけて進学して…って今みたいなムスコくんじゃなかったと思うで。
自信持って自分のやりたいこと一生懸命やっててさー、それって入級も含めて、支援上手いこと使いながら頑張ったからやん?
なかなかそう上手くいかんと思うで?」
まぁ、人生万事塞翁が馬といいまして、成功とも失敗とも最後まで結論づけられないものだとは思うけど、
確かに今生き生きと頑張れてるのは良かったし、それにはここまでの様々な選択があってのことだとは思う。
合わない先生もいてしんどかったけど、キーパーソンとなる先生にも出会えたから、そういう運もあると思う。
「〇〇ちゃんは早く支援に繋げたいよね…
家の事もあるし…」
1年担任と、子ども自身の特性はもちろんだけど、家の状況も大きな要因だよね、という話をしていた。
公立学校にくる子達の家庭の状況は、本当にピンキリ。
養育に適してないと言わざるを得ない家も、悲しいけど、ある。
学校が出来ることなんてたかがしれてる。
でもなんとか繋ぎ止めたい。
子どもを守るためには、周りの大人が踏ん張るしかないから。
親だけじゃなくね。
ムスコも、
今関わっているいろんな子たちも、
「あの時、あの選択をしていて良かったね。」
と言えるようになれば良いと思う。

