東井義雄 『人生の詩』より

自分は 自分の主人公
世界でただひとりの 自分を創っていく責任者
自分をのりこえては
もっと大きい自分を創っていく
もっと豊かな自分を創っていく
もっと強い自分を創っていく
もっと確かな自分を創っていく
もっと深い自分を創っていく
自分を創るのは 自分以外ないのだから
人生は ほんとうの私に めぐりあうための 旅
自分の人生を 自分で こわすようなことだけは してくれるな
自分の人生を 自分で 汚すようなことだけは してくれるな
バカにはなるまい
自分の人生を自分で粗末にする
これをバカといいますね
どうか皆さんは 自分で自分の人生を粗末にするような
バカにはならないよう お願いしたいんです
ひとりのよろこびは
みんなで大きくしてよろこび
ひとりのかなしみは
みんなでわけあって
小さくして 背負いあう生き方
木だって 夏の暑さにも冬の寒さにも耐えて 一つ一つ年輪をつくっていく
つらいこともあるだろうし 悲しいことだってあるだろうが
何くそとのりこえて 一つ一つ 幸福の年輪を刻んでいこうね
悲しみを とおさないと 見せていただけない 世界がある
ほんものはつづく つづけるとほんものになる



時々読み返して我が身を振り返ろうと思う。
自分は自分の主人公。
自分の人生は、自分にしか作れない。
自分の人生は、自分にしか責任が取れない。


まちがっても主人公症候群ではない。