ムスコのこともあり、色々な障害について勉強するなかで、


「三次元を二次元に再構成することの困難さ」


という言葉に出くわして、


あぁ!それな!!

と思った。



誰のことって、

のこと。


小学校の頃から工作は大好きだけど、図画がとても苦手だった私。


立体をどうやったら平面で表現できるっていうのさ!?

と思っていた。

いや、今でも思っている。

(ちなみに、立方体や直方体、それらを組み合わせたような形については描くのはむしろ得意。)




もう一つ、中学生の頃の美術の時間に悩んだのが

絵の中で「反射する光」をどう描けば光っているように見えるのか

ということ。

これも私を悩ませた大きな問題だった。

だって、絵の具は光らない!

これでどうやってあの眩しい反射光を描くのだ?!

意味がわからない…。

と本当に思っていた。



同じ授業を受けているクラスメイトが、絵の具の白をポイントで入れたり、影つけたりすることで光を表現しているのに、ものすごく驚いたものだった。


お陰様で、光は表現方法を知って、なんとなくそれっぽいことができるようになった。



が、

立体→平面問題は未だ解決せず。

三次元→二次元はもっぱらカメラにやってもらっている。

二次元になれば、平面上の位置関係で描くことができるようになるから。





ムスコをきっかけに、過去の自身の困難さを思い出したぜ…

当たり前みたいに自分にできないところは他の力を使って乗り越えてたから忘れてた。

(ちなみに、昨年のムスコの夏休みの課題の静物画でもこの工夫は使用済み)



視力が悪ければ、メガネやコンタクトをつかえばいいじゃ〜ん。

三次元を二次元にできなければ、カメラで強制的に二次元にしちゃえばいいじゃ〜ん。



目の前に現れた分厚すぎる壁は、真っ向からぶち破らなくていい。

壁に沿って歩いてみて、途切れているところを探したり、抜けられそうな穴を見つけたり、ハシゴを持ってきて乗り越えちゃったりすれば、良いじゃないか。


苦手は、克服できなくても、やりすごす方法を見つければOK。



と。

思った次第なのですよ。


ついついムスコに求めすぎる自分に、

言い聞かせるために。

忘れないために。

思い出せるように。


メモメモ。



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