在りし日のノアとあてね。
退屈そうな、手持ち無沙汰のようなノア。足を駆け登って、あてねのお腹に来ることはありませんでした。

・枯れ木にもなって子猫を登らせる

昔は、色んなことに興味があった子猫のころは、こんなこともありました。

老猫になる。あてねは爺になる。

退屈そうなふたりが、お互いの風景となって。でも、でも、お互い穏やかさの中で、しっかり存在を確かめ合うことができたように思います。

ねえ、ノア!

       ◇

・二十秒遅れて逃す寒夜のバス

先夜、バスに乗り遅れました。大袈裟に走るのも嫌だったので。裏道を走るバスの路線の最終便でした。

ならばと表の国道のバスへ。このバス停、遅くまで便があり、少し待てばやってきます。

・二分ほど待ちて乗り込む寒夜のバス  

こちらの方が家に近いバス停で降りることができるのですが、裏道の路線バス、最終便となると乗客あてねひとりということがあります。

民家の軒ギリギリに走るバス。こんなところをよく!と感心します。いつだったか女性の運転手さんでした。見事なハンドルさばきでした。

バスと路面電車が、あてねの移動手段となりました。不便は不便ですが、市内を回る分は、これで十分です。

さて、きょうは新聞社近くの商業施設へ、バスに乗って。10歳違いで、退職間近の、母方の従弟とランチします。