以前の出来事ですが
あらためて書いておこうと思います。
母が入所している老健から
「病院に連れて行ってください」
と連絡があったのは
私が信州にいた時でした。
60代夫婦の二人暮らし。
夫は毎日家でテレワーク、今年末退職予定です。
私は60歳まで起業していましたが、
今は専業主婦になりました。
義母は2024年に永眠。
母は大腸がんステージⅣで、横浜の介護付き老人ホームに入所しています。
4月~10月は信州、
11月~3月は関東の二拠点生活です。
日々の暮らしや介護のことを綴っています。
母が下痢をして
しかも下血しているとのこと。
母には私と妹しか家族がいません。
妹はパートで生計を立てていて
長時間勤務のため
簡単には仕事を休めません。
私は信州。
妹は仕事。
すぐに動ける人がいない状況でした。
結局、月曜日に 施設の方が
病院に連れて行ってくださいました。
検査の結果は
その時点では大きな問題はなし。
ですが翌日
大腸と胃の内視鏡検査をすることになり
「朝9時に来てください」
と言われました。
ちょうど私は戻ってきていたので
私が付き添うことになりました。
本来は入院での検査を勧められたのですが
入院すると老健を退所扱いになるため
外来での検査となりました。
この時、私は
「家族が遠方の場合はどうなるのか」
と聞きました。
すると
「家族の同意や付き添いがなければ
検査はできません」
と言われました。
正直、驚きました。
体調が悪くても
家族が動けなければ検査できない。
とても厳しい現実だと思いました。
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当日
朝9時に老健へ行き
タクシーで病院へ。
すぐに下剤を飲み始めました。
88歳の母は
なかなか思うようにいかず
飲む → 歩く
飲む → 歩く
を繰り返しました。
やっとお昼頃に最初の便意を感じたのに
間に合わず
その後、何度も
着替えをすることになりました。
狭いトイレでの対応は
想像以上に大変でした。
何度も繰り返すうちに
私も余裕がなくなり
どうしたらいいのか
一瞬頭が真っ白になることもありました。
気づけば万歩計は
1万歩を超えていました。
待合室で
「よくやっているわね」と
声をかけていただいたことが
少し救いでした。
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午後になっても
腸の状態がクリアーにならず
検査ができないのではと不安になりましたが
先生の判断で
検査をしていただけることになりました。
結果は
胃と大腸に小さなポリープはあるものの問題なし。
ただし
大腸に大きな腫瘍があり
詳しい検査へ。
母は耳が遠く
その場ではあまり理解していませんでしたが
私の様子で
何かを感じていたようでした。
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帰りのタクシーで
母は
「手術はしない」と言いました。
好きなものが食べられない生活や
制限の多い毎日に
少し疲れていたのかもしれません。
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老健に戻り
今後について話を聞くと
・老健は基本的に元気な方が対象
・入院すると退所扱い
・通院しながらの利用は難しい
という現実を知りました。
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その日は
夕方帰宅し
何もする気力がなく
そのまま早く休みました。
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今振り返ると
この日が
その後の大きな流れの
始まりだったように思います。
あの時は
ただ必死でしたが
一つ一つの出来事が
今につながっているのだと感じています。
思うようにいかないことも多いですが
その時できることを
淡々とやっていくしかない。
今はそう思っています。
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これが
母の病気の始まりでした。
今でもはっきりと覚えています。
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