私には親友がいました。


宝塚の男役の様なとても爽やかなママさんでした。


月1で一緒にランチに行っていて
優柔不断な私はスッキリさっぱりとした彼女が大好きなのでした。


3年前に咳がとまらくなり調べてもらうと
大変な事が分かったと連絡があり
なかなか教えてくれないので
家まで行き「教えてくれるまで帰らない」と粘ると


肺、乳、脳に癌が見つかったと教えてくれた親友


大変な事すぎるよ………
両親とも癌で亡くしてたのでとても健康に気を使っていたのに……
家に戻り涙が止まらず嗚咽をあげ泣きました。


女の希望もあり、誰にも話さないと決めました。
哀れむ目で見て欲しくなかったし、話のネタにされるのが嫌だったからです。
学校の行事の時も普通に接して欲しかった。


まだ元気なうちは家族のようなものだからと
家族として入院先の病院にも会いに行ったり
家にもお邪魔しました。


放射線治療や
検査の方法などとてもきつそうでしたが
親友はとても頑張っていましたし
治る方向しか考えてなかったのですが


3年が経ち
昨年の12月に
親友は永眠しました。


あんなに元気だったのに本当に亡くなるものなんだね。


一番仲良しの親友がいなくなるなんて。
こんなことってあるんだね。


四十九日の法要までに3回お参りに行きました。
大好きだった焼き菓子買ってきたよって話したり、一緒にフェスや私の実家に行った話。旦那さんともいろいろ話しました。


お母さんの看護をしながら苦労して子育てをして
長男は国立大を来年卒業、次男は野球の名門校で頑張ってて。


私を置いていかないでよ。悲しい
なんて言ったら怒るよね。
私だってもっと生きたかったって。
コロナがなかったらもっと会いに行けたのに。
今日は良い天気だね。寒いね、雪凄かったね。
他愛のない話から旦那の借金の事も話ししたし
何でも笑い飛ばして聞いてくれて本当に楽しかった。







寂しいよ。










でもさ………………
私が止まったら
我が家は大変なことになるから
何とか頑張るね。