●練習は裏切らない
こんにちは。
市川市のピアノ教室 ノア音楽教室の大岡史恵です。
子どものピアノの生徒さんのがんばりのご紹介、昨日の記事の続きになります。
日曜日に月3回レッスンにくるTちゃん。
コツコツタイプの生徒さんです。
大きな問題なく、着々とテキストを進めてきました。
お弾き初めに選んだソロ曲は、普段練習している曲よりずいぶん長~い曲。
数曲の候補曲を聴かせたとき、この曲を聴いて、お顔がパア~ッと明るくなりました。
憧れの曲~みたいな表情。^^
でも、慎重なTちゃん、すぐに不安そうな顔つきに。
うん、たしかに、長いし、難しそうだし、心配なのはわかる。
でも、この曲弾きたいんでしょ?
お顔に、書いてあるもん。
ちょっとチャレンジになるけど、がんばれば弾けるよ!
そうお話して、この曲に決めました。
ところが。
Tちゃんなりに、がんばっていたとは思うのですけれども…
昨日のブログで書いたように、Tちゃんもほかの多くの生徒さんたちと同じく、
これまでと同じペースで、少しずつの譜読み。
Tちゃんなりにがんばっていることが伝わるだけに、ちょっとかわいそうとも思いましたが、前回のレッスンのときに、少しお話をしました。
今回は、チャレンジ曲であること。
今までと同じ量の練習では、仕上がらないということ。
期限があるのだから、間に合わなくてはならないということ。
実は、1年ほど前に、Tちゃんに聞いたことがありました
「いつも、どれくらいピアノの練習している?」。
Tちゃんは、ほぼ毎日練習していることもあり、着実に進んできましたが、
そうなると、それなりに曲も難しくなってきていて、
(進みが早いことがいいとは限りませんが)少し進みもゆっくりになってきていました。
それで、聞いてみたのです。
返事は、「一日20分くらい」とのことでした。
毎日ピアノに向かうTちゃんはえらいね、
でも、だんだん曲が難しくなったり長くなったりしてきたから、
今までよりも少し練習時間を増やそうよ、
とお話しして、もう10分増やそう、ということになりました。
でもね、半年くらい経った「親子面談」のときに聞いたら、変わらず20分だったことがわかり…。^^;
今回、また聞いてみたところ、やっぱり変わらず20分だったことが判明!
あと1か月半だけ、今までやったことないくらい、ピアノの練習してごらん?
毎日一時間とか…できるかな、
学校があり、学童があり、ほかの習い事もあり、時間を取るのは難しいかな、
どんな時間だったら、できるかな? できそう??
Tちゃん、こっくりうなずきました。
そうして迎えた2週間後のレッスン。
Tちゃん、約束したところまで、見事に仕上げてきました。
完成度も、かなり高い!
すご~くがんばったでしょ、
あれからすごく練習したんだね、
どれくらい練習したの?
答えは、「1時間くらい」。
さすが、Tちゃん!
ホントに、約束した通りに練習をしてくれたんですね。
ご家庭のペースもあるでしょうし、おうちの方のご協力もあったことと思います。
練習は、裏切らない。
この言葉、よく言われていますが、本当に、本当です。
今回のお弾き初めは、短期決戦。
短期間でいいから(ずっとだったら、もっと嬉しい、笑)
すごくがんばった、
そしたら素敵な結果がついてきた、
そうでなくても、手ごたえを感じた、
という体験をしてもらえたらいいなと思っています。
Tちゃんに、その想いが少し伝わったかな、と思って、この日は、私もとっても嬉しい気持ちでした。
でも、ホントは、安心するのはまだ早い(笑)。
あと少し、譜読みが残っています。
でもこの日のレッスンで、Tちゃんは脅威の集中を見せ、かなり理解して帰って行きました。
最後に私がその部分のお手本を弾いて、全体像がわかると、
お顔で「ウワァ~♡」って言っていました(ほんとにかわいい^^)。
次のレッスンまで、そして次のレッスンでも、一緒にがんばりましょうね!
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